手箱きじ 試食会2 雉肉の長所を引き出す
つづきです。(前回記事はここをクリック)
きじ肉のすき焼きを作ります。
【旨い】
【濃厚】
【良い出汁】
【しわい】
中国地方の言葉。硬いわけではないが、中々嚙み切れなくて、飲み込めない食感を表す。
ex.「この鶏肉はしわくて食べにくい」
雉肉を売り始めてしばらく、岡山にはきじ肉を使ったことがある料理人が結構いる事が判って来ました。
【しわい】をキジらしさと仰る料理人が居られる一方、
【しわい】ので年配には薦め辛いと仰る料理人も居られました。
鶏肉との違い、きじ肉の特徴を確認していきます。
あじ彩真(お店HPリンク)のすき焼きはとろろ入の卵で食べます。
たのしみ(*‘▽’)
店員さんの説明を受けながら鍋に入れていきます。
最初にもも肉とムネ肉を焼きます。
つぎに野菜など。
最後に割り下を入れます。
割り下の材料に納品した冷凍のきじスープを使っています。
左の白いのがムネ肉、右の茶色いのがもも肉です。
ムネ肉は胸肉の唐揚げ同様にとても【やわらかい】。
味はあっさりしていますがしっかり味は乗っています。
鶏肉のようにパサパサせずとても食べやすかったです。
煮る時間が長くても肉質はほとんど変わりません。
もも肉は【しわい】とまで言いませんが、食べにくさを感じました。
旨さはもも肉の方が濃厚でした。
もも肉を再チャレンジ。
今度はしゃぶしゃぶ風に、素早く煮て、色が変わったら引き上げました。
【やわらかい】
【濃厚】
【旨い】
煮る時間で仕上がりが激変しました。
軍鶏と雉だと調理方法を最適化する必要がありそうです。
次は、よせ鍋を作ります。
手箱きじガラスープ 1kg 鶏肉より濃厚な旨味 上質な脂の雉肉